タクシー会社に見学に行ってきた

普通自動車の運転を仕事にしたいと考えた場合、ほぼほぼタクシー運転手が真っ先に思い浮かぶのだが、二種免許が必要になる。
とはいえ、どこのタクシー会社も「乗務員養成」と称して二種免許取得費用は負担してくれるのだが、おおかた2年以内に辞めると返還義務が生じる。
では、普通一種でできる仕事といえば?というので見つけたのが役員運転手だった。
前職の一回り下の役員との相性が悪かっただけだと思い聞かせ、引き続き役員運転手の求人を探すも、そもそも求人数も少ないし、求人のタイミングも予測できない。
転職サイトではひっきりになしにタクシー運転手のオファーが来るし、もう役員運転手は諦めてタクシーに行こうと考え始め、あまり乗り気ではない妻にももうその旨を伝えていた。
ネットでタクシー運転手についてくまなく情報収集し、地元の2社を絞り込んだので、それぞれ応募の前に会社見学説明会なるものに参加した。

A社は2,3年前に移転したらしく、事務所建物も綺麗で、内勤者も6,7人は居ただろうか。対応に当たってくれた業務部長?のおっちゃんも親切だった。未経験養成にも力を入れているらしく、求人広告でも検索上位に来るし、SNS活動も駆使しているぐらいなので、大手ではないもののまあまあ有名かも。ただ、完全歩合制なのと、車で通勤しても自宅からはちょっと遠く、営業エリアも同じ市内とはいえ、自分には土地勘があまりないのが不安材料だった。

B社は自宅からも比較的近く、事務所も年季の入った内装外装ともにボロボロ、内勤者も事務と思しきおばちゃんが1人、モニターにつきっきりの運行管理係と思しきおっちゃんが1、あとは何代目かわからないけど若い社長1人だけという零細企業並みだった。規模が小さいからなのか、営業エリアを絞っていて、地域密着を謳っていた。ハード面の古さは否めないが、いろいろ説明してくれた若い社長の話を聞いていると、なんだか気になる存在になった。どこがどうとはうまく説明できないのだけど。